MENU

薬剤師は6年間で学費がいくらかかる?学費は元取れるの?具体的に解説

当ページのリンクには広告が含まれています。

薬剤師のためのおすすめの転職サイト
20代30代に強い薬剤師転職サイトNo.1

登録無料

薬剤師を目指すには薬学部の6年制課程に通う必要がありますが、気になるのはその「学費」です。

薬学部は理系の中でも特に学費が高い学部のひとつとされ、6年間で1000万円を超えることも珍しくありません。

そのため「薬剤師になるにはどのくらいのお金がかかるの?」「卒業後に学費の元は取れるの?」と疑問に思う方は多いでしょう。

本記事では、薬学部にかかる学費の相場を国公立・私立別に解説し、卒業後に薬剤師として働いた場合に投資として回収できるのかについて具体的に考えていきます。

目次

薬学部6年間の学費はいくらかかる?

薬学部の学費は大学の種類や立地によって大きく異なりますが、全体の傾向として「国公立は比較的安く、私立は高額」という特徴があります。

ここでは国公立大学と私立大学に分けて学費の目安を見ていきましょう。

国公立大学の薬学部にかかる学費

国公立大学の薬学部では、授業料は全国一律で設定されています。6年間の学費総額はおおよそ350万円〜400万円程度に収まります。内訳は、年間授業料が約54万円、入学金が約28万円前後で、それ以外には実習や教材費が追加される場合があります。私立に比べると大幅に安く、家計への負担が少ないため、進学希望者には人気が高いです。ただし定員が少なく入試難易度が高いのも特徴です。

私立大学の薬学部にかかる学費

私立大学の場合、6年間の学費は大学によって大きな差がありますが、概ね1000万円〜1500万円程度が相場です。初年度に200万円〜250万円程度、以降は年間150万円〜200万円程度の学費がかかることが多く、実習費や施設費も加算されます。一部の有名私立大学では総額が1600万円を超えるケースもあります。学費は高額ですが、入学定員が比較的多く、幅広い学生に門戸を開いているのが特徴です。

薬学部の学費以外にかかる費用

学費以外にも薬学部の学生生活にはさまざまな費用がかかります。

これらを含めると実際の負担額はさらに大きくなるため、あらかじめ把握しておくことが大切です。

実習や教材費

薬学部では実務実習が必須であり、その際に白衣や参考書、実験器具などを購入する必要があります。6年間で数十万円単位の出費となることもあります。また国家試験対策の模試や参考書にもかなりの費用がかかります。

生活費や通学費

実家から通えない場合は一人暮らしをする必要があり、家賃や食費を含めると月10万円程度、年間で100万円を超える生活費がかかります。6年間で考えると600万円以上になることもあり、学費と合わせると2000万円近い負担になるケースもあります。

薬剤師になれば学費は元が取れるのか?

「高額な学費を払っても、薬剤師として働けば元が取れるのか?」という疑問は多くの受験生や保護者が持つものです。

ここでは薬剤師の平均年収やキャリアパスをもとに、投資回収が可能か考えてみます。

薬剤師の平均年収

厚生労働省の統計によると、薬剤師の平均年収はおおよそ500万円〜600万円程度です。病院勤務よりも調剤薬局やドラッグストア勤務の方が給与水準はやや高い傾向があります。新卒時点では年収400万円台からスタートすることが多く、経験を積むことで500万円〜600万円程度に上がっていきます。

学費回収のシミュレーション

例えば私立薬学部で学費総額1200万円をかけた場合を考えます。薬剤師として年収550万円を得られると仮定すると、生活費を差し引いても年間100万円〜150万円程度は学費回収に充てられる余裕が出ます。単純計算では10年程度で学費分を回収できる可能性があります。国公立で学費が400万円程度であれば、さらに短期間で元を取れるといえるでしょう。

将来性と安定性

薬剤師は医療系の国家資格職であり、景気に左右されにくく、女性でも出産・育児後に復職しやすい点が魅力です。長期的に安定して働けるため、学費の投資としてはリスクが低く、元を取れる可能性が高い職業といえます。

薬学部の学費負担を軽減する方法

薬学部進学を目指す際には、学費の高さが大きなネックとなります。

しかし、奨学金や特待制度、学費支援を活用することで負担を軽減することが可能です。

奨学金の活用

日本学生支援機構(JASSO)の奨学金や、自治体・病院が設ける「返済免除付き奨学金」を利用する学生も多いです。特に病院奨学金は、卒業後に一定期間勤務することで返済が不要になるケースがあり、実質的な学費負担を大幅に減らせます。

特待生制度

私立大学では、成績優秀者に学費免除や減額を行う特待生制度を設けているところもあります。入学試験の成績や在学中の成績によって対象となるため、積極的に情報を集めることが大切です。

まとめ

薬学部の学費は、国公立なら6年間で約400万円前後、私立なら1000万円〜1500万円程度が一般的です。

さらに生活費や実習費を含めると、総額で2000万円近い出費になるケースもあります。

しかし、薬剤師の平均年収は500万〜600万円と安定しており、長期的に働けば学費分を回収することは十分に可能です。

奨学金や特待制度を活用することで負担を軽減する道もあります。

薬剤師を目指すことは確かに大きな投資ですが、その分リターンも見込めるキャリアであるといえるでしょう。

薬剤師のためのおすすめの転職サイト
20代30代に強い薬剤師転職サイトNo.1

登録無料

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次